美しい絵本

  子供の頃から絵本が好きで、大人になっても本屋さんで絵本コーナをぶらぶらする事があります。気に入ったものがあると、子供へのお土産ではなく自分用に買ったりしています。


 私にとっての絵本の魅力は、一枚の絵を観る事でどっぷりとその世界観に自分が入り込み、絵や文章で説明していない所は自分の想像力で広げられることです。漫画や映画も大好きですが、これらは情報が豊かなのであくまで観客として楽しむものだと考えています。

一時期本気で絵本作家になりたいと思ってがんばった時期もありましたが、残念ながらまだ夢は途中のままです。

それでも小学館の絵本雑誌「おひさま」で絵本の原作を連載したり、某テーマパークのキャラクターが主人公の絵本の原作を書いたりと、児童文学に関わる仕事はしておりました。

幅広く絵本の好みはありますが、今回は絵が美しい絵本を3冊紹介します。


♦︎ 月と少年

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ティモレオンは、月のみちかけ屋さんになるための難しい試験に合格しました。ところが、月まで飛んでゆける薬をうっかり落としてしまい、・・・・。

どのページも青を基調に、夜の幻想的な美しさをひたすらに魅了させてくれます。見たこともない個性的な構成が、ワクワク感を引き出し、次のページをつい急いでめくりたくなります。主人公が月にたどりつくページのアイデアと楽しい仕掛けには、思わず拍手したくなります。唯一無二の素敵な作品です。


♦︎ 急行「北極号
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 村上春樹さんが原作なので、読んだ事がある方も多いのではないでしょうか。

サンタクロースを待つぼくの前に現れた謎の蒸気機関車。子供たちを乗せた蒸気機関車が雪の中を走ってゆきます。音楽がなくても、振りそそぐ雪の静寂さの中を走り続ける機関車の音が聞こえてます。チョコレート・バーを溶かしたような濃くて香ばしいココアの香りや甘みを楽しめます。狼のいる森、高い山や美しい橋を機関車が進んでゆくながめは、ただひたすらに美しく感じます。あ~、乗ってみたい。誰もがそう思うはず。そして、機関車がたどり着いた所には・・・・。お勧めの作品です。



♦︎ くじらの歌ごえ
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 幼い女の子のリリーは、おばあさんから聞かされた「くじらのこえ」を信じて、いつか聞きたいと思っていました。ある月夜の夜、リリーは目覚めると、・・・・・。

油絵で描かれた絵は、決して大げさでないものの、リリーの心情を分かりやすく私たちに感じさせてくれます。アメリカの画家のアンドリュー・ワイエスのような透明感のある美しい絵は、心にゆっくりと広がりいつまでも満たしてくれる魅力があります。海やクジラが好きな人はさらに楽しめるはずです。お勧めです。


 機会があったら、ぜひ読んでみて下さい。


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